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2017-11-16

Salesforceのレポートで知っておくべきこと




バケット項目とは


レポートに表示している値を、新規にカスタム項目を作成することなく、
まとめることができる機能です。




例 「ソース列」が数値項目の場合
数値が以下のときに、以下のように値を表示させることができます

10000以上       →「大規模」
1000以上 10000未満 →「中規模」
上記以外        →「小規模」




例 「ソース列」が選択リストやテキスト項目の場合
項目値が以下のときに、以下のように値を表示させることができます

東京都 or 神奈川県 or 埼玉県 →「関東」
青森県 or 秋田県 or 岩手県  →「北東北」
北海道           →「北海道」
...




カスタム集計項目


子オブジェクトの項目の数値を集計する場合は、以下のように書きます。

Ko__c.num__c:SUM



それぞれ以下のことを表しています。

Ko__c  子オブジェクトのAPI名
num__c  子オブジェクトの数値項目
:SUM  集計方法は合計



特に:SUMが抜けていると、そんな項目はないと以下のように
怒られてしまいますので、気をつけてください。

「エラー: カスタム集計項目定義が無効です: 項目Ko__c.num__cは存在しません。スペルを確認してください。。」


:sumと書いても怒られるようです。
:SUMと書きましょう。




マトリックス形式で複数のカスタム集計項目を表示する場合


カスタム集計項目をマトリックス形式のレポートで複数使う場合は、作成順序に注意してください。
これだけでは何のことかさっぱりですね。カスタム集計項目を複数新規作成すると、上から順番に作成した項目が追加されていきます。カスタム集計項目を複数表示させた場合、実はこの順番でしか表示できません。


つまり、カスタム集計項目同士の表示順序を指定することができません。
この順番は、カスタム集計項目を作成した順になってしまうのです。

     




もしある項目をより下に表示したくなった場合は、新規にカスタム集計項目を作り直しましょう。


また、カスタム集計項目は最大で5つまでしか作れないので、使いこなしてくるとそのうちこの制限に引っかかります。




その他、カスタム集計項目をより高度に使いこなすには、以下が参考になります。

IF文を使った高度なカスタム集計項目を作成する
PREVGROUPVAL関数を使って高度なカスタム集計項目を作成する

PARENTGROUPVAL および PREVGROUPVAL(Salesforceヘルプ)
PREVGROUPVAL関数の使用例
parentgroupval関数の使用例



レポートタイプの表示ラベルの命名方法


以下のようにすると、どのリレーションの
レポートタイプかがわかりやすいかと思います。

例 レポートタイプの表示ラベル1

取引先.活動(WhatID)
取引先.活動(Account__c)
取引先.カスタムobj.活動(WhatID)

つまり

親オブジェクト.子オブジェクト(参照項目API名)

です。



また例えば、都道府県←市区町村←字に関連するレポートタイプについて考えてみます。
レポートタイプの作成パターンは、次の6つが考えられます。

① 都道府県.市区町村.字
② (都道府県.市区町村)セット.字
③ (都道府県.市区町村.字)セットのみ
④ 市区町村.字
⑤ (市区町村.字)セットのみ
⑥ 字

レコードの存在パターンも次の6つが考えられます。

東京都
東京都.中央区
東京都.中央区.日本橋
中央区
中央区.日本橋
日本橋

それぞれのレポートタイプの対象レコードは以下になります。

① 都道府県.市区町村.字

◯ 東京都
◯ 東京都.中央区
◯ 東京都.中央区.日本橋
× 中央区
× 中央区.日本橋
× 日本橋
→ 都道府県が関連しないレコードは対象外

② (都道府県.市区町村)セット.字

× 東京都
◯ 東京都.中央区
◯ 東京都.中央区.日本橋
× 中央区
× 中央区.日本橋
× 日本橋
→ 都道府県が関連する市区町村と
  都道府県が関連する字のみが対象

③ (都道府県.市区町村.字)セットのみ

× 東京都
× 東京都.中央区
◯ 東京都.中央区.日本橋
× 中央区
× 中央区.日本橋
× 日本橋
→ 都道府県が関連する字のみが対象

④ 市区町村.字

× 東京都
◯ 東京都.中央区
◯ 東京都.中央区.日本橋
◯ 中央区
◯ 中央区.日本橋
× 日本橋
→ 市区町村が関連しないレコードは対象外

⑤ (市区町村.字)セットのみ

× 東京都
× 東京都.中央区
◯ 東京都.中央区.日本橋
× 中央区
◯ 中央区.日本橋
× 日本橋
→ 市区町村が関連する字のみが対象

⑥ 字

× 東京都
× 東京都.中央区
◯ 東京都.中央区.日本橋
× 中央区
◯ 中央区.日本橋
◯ 日本橋
→ 字が関連しないレコードは対象外



以上をどう名前に反映するかは悩ましいところですが、以下はどうでしょうか。
もっといい方法があったら教えてほしいです・・・。

① 全都道府県.市区町村.字
② 都道府県.全市区町村.字
③ 都道府県.市区町村.全字
④ 全市区町村.字
⑤ 市区町村.全字
⑥ 全字



マトリックス形式のレポートのポイント


1.行、列のグルーピングは2階層までしかできない


2.レコードの項目を複数表示させたい場合は、
表示 > 詳細 
からレコードの項目を表示できる詳細表示を利用する。

詳細表示を隠した状態で表示できるのは、グルーピングの項目のみになる。




結合形式のレポートのポイント


・複数のレコードタイプを利用したい場合に利用する。
・サマリー形式のレポートを(それぞれのレポートタイプで)横に複数並べたもの。
・それぞれのレコードタイプの親が一致している場合、共通項目として親項目を横断してを表示することができる(3つまで)。
・共通でない子オブジェクトの項目でグルーピングすることはできない。(したい場合はサマリー形式を選択する)
・なので何のためにグルーピングするのかは不明





活動に関するレポートのポイント


標準で自動的に作成されるレポートタイプを利用しないと、ToDoのみ、行動のみ、活動予定のみ、完了活動のみなどのしぼりこみはできない。
上記のステータスを判別できるような項目があれば、その項目をレポートの条件に追加するか、カスタム項目でチェックボックスの数式項目を作れば対応できると思いますが・・・。



レポートに作成した項目が出てこない!


新規で作成した項目をレポートで使用するには、そのレポートのレポートタイプの項目レイアウトで新規項目を追加してあげる必要があります。


レポートタイプの詳細画面から、「レイアウトを編集する」を押します。



以下で項目を追加できればいいのですが、一見どうやって追加するのかわかりません。
















ちょっと右にスクロールしてあげましょう

















こういうところがSalesforce嫌いです(笑
あとはD&Dで項目を追加してあげましょう。

あとレポートだけですが、項目のラベル名を自由に設定することもできます。
(操作性が悪いので蓋をしておきたい機能ではありますが・・・)

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